終わらない漫画について思ったこと

ども。Suzanです。

わりと読書好きなつもりだったのですが、どうもこの頃落ち着いて本を読んでる時間を作れていません。

思い切って図書館へ行って本を借りてみても、読めずに返却…ということもしばしば(図書館の時間外ポストは便利で助かります)。

そのわりにスマホでいろいろ記事を読んだり、漫画を読んだりはしております。

スケさん

スマホ…
おそろしい子!

ホントそれだね~。

で、今日の本題。

この記事の目次

終わらない漫画は終わるのか?

世の中には、Suzanが生まれる前から連載し、いまだ完結していない漫画というのがあります。

それは…先ほどスケさんが言ってた名台詞でもうわかった人もいることでしょう。

ガラスの仮面』です(リンク先はamazonです)。

昨年、LINEマンガで見つけてから懐かしくて一気読みしちゃいました。

初めて読んだのは高校生のときで、「懐かし~。あの場面まで読んであるんだよね。それってどこかな~?」などと言ってるうちに…引き込まれて「もう最初から読む!」となり、ガラスの仮面漬けに…。

ダイスケさん

吸引力がすごいんだよな

 

ホントそれです。

そして今年、ついにLINEマンガにアップされている話数を全て無料公開!!!

読みに行きましたよ。全話無料って大丈夫なのでしょうか。LINEマンガに上げている分は既刊の確定稿なので、そろそろ新刊出して、その分の話数でまた課金できる予定なのか…そこは全くわかりません。

未完のマンガを読むと心が彷徨う

LINEマンガの面白いところは「コメント」(もちろんマンガがまず面白くないとコメントつかないので、先にマンガの面白さありき)。

かつて紙本しか無かった時代は感想の共有ができず、誰かの感想といえば、同じ漫画を読んだことが判明した友人・知人、雑誌などメディアで取り上げられて記事になってる文章とかそれくらいで。

今やすっかり「マンガ読んだ」→「コメントも読む」になっております。

先日、飲食店で雑誌を読んだ後、この「コメントも読む」ができなくて、謎にソワソワするくらい、もはやマンガとコメントはセット。

『ガラスの仮面』は長期休載が多すぎて、昭和→平成→令和と元号が3回も変わってしまったこともあり、昭和なら普通に読めるところも令和だとツッコミどころ満載になってしまうようで。私は「コメントを読む」たびに笑ってしまい、そのうち、漫画を読みながら「またこれツッコミ入るだろうな~(笑)」とどっちのために読んでいるんだな状態になっていました。

そんな『ガラスの仮面』が今夏ついに既刊分、全公開。

最後の話(アップされている話の中でということ。最終回ではない。念のため)は、皆さんの連載再開や新刊への切実な思いがあふれていました。

続話への満たされない思い。話がどう展開するかわからないので、どうにも定まらない気持ち。

あーなるのか、こーなるのか。あーでもない、こーでもない。

うさちゃん

最終回は決まっているんじゃないの?

 

そういう談話もありますね。

最終回…。読めるのかなぁ。。

そんな、未完のまま現在に至っているマンガを読みつつ、図書館で借りてきたのがアガサ・クリスティーの伝記でした。

春先に金曜ロードショーで『名探偵コナン』を観てから、コナンに出てくる人物名や店名などが気になってたもので。今回は、阿笠博士の由来となった、アガサ・クリスティーを読んでみることにしました。

人物の一生を一冊に。しかも、マンガなので、ものすごい早さでアガサ・クリスティーの一生を追いかけることになりました。まとめた漫画家さん、すごい!!

これで、作家としてのアガサ・クリスティーのスゴさを知りました。

ちなみに本は『コミック版世界の伝記 アガサ・クリスティー』です(リンク先はamazonです)。

あらかじめ最終回を用意していた

一番スゴイと思ったのが、「連載を終えること」を意識していたこと。

アガサ・クリスティーが生きたのは、2つの世界大戦があった時代。戦争中も物語を書き続け、第二次世界大戦中に、万が一を考え、人気作の最終巻を書き上げていたそうなのです。これが、有名な名探偵ポアロと、ミス・マープル(私はミス・マープルの方を知りませんでした)の最後の事件。

アガサ・クリスティー53歳のときのこと。1976年に86歳で亡くなり、ポアロの最後の事件『カーテン』は前年、ミス・マープルの最後の事件『スリーピング・マーダー』は同年に刊行。

さらに自伝は75歳のときに書き上げ、亡くなった翌年に刊行されています。

マンガを読んだ印象では、アガサ・クリスティーは職人のような作家でした。仕事キッチリ!!

読者は信じて待つしかない?

でも、当時の読者は死後に最後の事件が刊行されると知っていたのでしょうか。そこまではわかりませんでした。

知らなかったら、『ガラスの仮面』のLINEコメントみたいな「続きを~」とか「もう読めないのかしら~」といった話をファン同士はしていたのかもしれません。でも、あらかじめ知っても作家の死を待つみたいで、それは願いたくないですよね…。

ただ、こうやって作家が亡くなった後に、新刊が出ることもあると知ると、未完の作品にも希望が持てる気がしませんか?(楽観的すぎる…?)

 

おまけ。

ちなみにアガサ・クリスティー、2回結婚されていて、初婚は社交界で出会った相手ですが、2回目は、バツイチ子持ちで旅先で出会った13歳下の方との再婚だったそう。なんか、カッコいい!

他にもいろいろカッコいいエピソードがあるので、気になった方はぜひ伝記を読んでみてください。

コミック版世界の伝記 アガサ・クリスティー』(リンク先はamazonです)

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