どうもこんにちは。ほねです。
あなたは、スーパーや町なかで懸賞や公募があると、とりあえず見てしまう方ですか?
いやいや、あきらめずに行きましょう。
たとえばローカルな田舎の懸賞なら、当たるかもしれないですよ!
この記事の目次
ナイスアイディア賞を頂きました。
そう。頂いてしまったのです。
氷見線って、ご存じですか?
ほねは富山へ移住するまで知りませんでした。そもそも「氷見市」知らなかったし。
氷見は冬になると「ひみ寒ぶり宣言」というのを出し、それを待ってましたとばかりに旅行者が訪れる観光の町で。
それもあってか、昨年11月に「氷見線関連お土産アイディアコンテスト」というものが公募されていました。
ほねは懸賞好きなもんで応募したわけです。
賞につながったのは、ちょうどリアルに欲しいものがあり、それを作ってくれたら嬉しいな~という思いもあって、熱が入ったおかげかもしれません。
JR氷見線ってどんな路線?
氷見線は氷見市のお隣、高岡市にある高岡駅から海沿いを走って氷見駅までをつなぐ路線です。
地元では大事な足として、商工会や信用金庫さんが呼びかけて一般の方も応援しているものの…
実際、使っているのは「車に乗れない」学生さん、お子さんが中心のようです。
あとは観光と思しき荷物を持った方々や、日常の足として働き世代の方、ご高齢の方…、
やはり高岡駅から氷見は、車もバスも電車も所要時間があまり変わらないせいでしょうか。
圧倒的に車が選ばれてしまっているように思います。
だいたいボックス席に1人で座れます。……ゆったりでいいじゃない! いや、いいのか?
冬になり、氷見市で「ひみ寒ぶり宣言」が出ると、寒ブリと温泉を目当てに来氷(こう表現するらしい)される方が増えるものの…
富山駅から氷見の観光名所「番屋街」まで直結するバスもあるので、観光客でも氷見線使わないということもあるとか。
荷物を持って乗り継ぐのも大変でしょうし、初めての土地で何度も乗り換えるのは不安ですよね。
おっとっと、それでも鉄道! 田舎でも日本の鉄道の時間は正確ですから、旅行の計画が立てやすいのは大きなメリットですよ。
そして、景色がいいんですよー。こんなに海岸線ギリギリ走ってる電車ってそうないのでは?
立派に観光鉄道なのです。
「雨晴」はお隣の高岡市の管轄ですが、オシャレな展望デッキ付きのテラスがあるのでぜひ途中下車することをお勧めします。
田舎の懸賞は応募者が少ないから、当たりやすい
そんな、利用者が増える気配が感じられない氷見線です。(ひどい)
これだと関心を持つ人も少ない。
つまり、コンテストの応募者も少ないわけです。悲しいね。でもチャンスなのです。
受験と同じですね。
受験者が少ないと、受かりやすい。
だから、倍率を見て、どうするか考えたりしますよね。
今、何件応募がありますよと途中経過を教えてくれる懸賞や公募があるのかわかりませんが、過去の応募総数が掲載されているものもあるので、そういうの参考にされるのも良いかもしれません。
当然、第1回目とか回数が少ない方がいいです。
何故なら、まだ知っている人が少ないから、競争率が低い。
何か「箔」のあるもので賞を取りたいという場合でも、ローカルなマイナー公募などでリズム付けていくと良いのではと思います。
どんなアイディアを出したのか?
振り返って、審査をする側からしてみると、本当に何でもよかったのでしょう。
よくあるお土産ではなく、何か新しいもの。
今の時代に新しいものってなかなか難しいと言われますが、多分、氷見線でお土産になっていないものはたくさんあります。
そこをどう「氷見線のお土産」と言い切るか。
一般公募の場合、そこまで見込み売上とか原価とか考える必要はないので、「売れるかなー。どうかなー」は横に置いておいて、自分が欲しいものを考えて、氷見線の持っているキーワードと結び付けられたら応募しましょう!
氷見線車窓アンブレラ(傘)
食べ物も考えていたのですが、この賞を知ったときはまだ締め切りまで日があり、後でと言ってるうちに忘れてギリギリになり、1案を仕上げるのに精いっぱいになりました。
結果的には集中できたのが良かったのかもしれませんが。
今回は「傘」で出しました。
雨の日に差す、あの傘です。
個人的な話ですが、以前、母に傘をプレゼントしたことがありまして、その傘を差しているのを見ると、やっぱり素敵で、ほねもこういう傘がほしいなと。
以来、探しているのですが、なかなか無いのです。
しかも気に入るものとなるといまだ見つからず…。
どういう傘かと言うと、開くと「1枚の絵」が楽しめるデザインの傘です。
たいていの傘は、骨と骨の間の布部分がどれも同じだったり、一部だけ何か工夫されていたり、どの角度から見ても楽しめるランダムなデザインであったりします。
好みは人それぞれですが、気持ちまでどんよりしそうな雨の日に、開くのが楽しみになる傘があったら、少しだけ心が晴れやかになりませんか。
今回のコンテストを知り、この1枚絵の傘の柄が「氷見線の車窓」というのも素敵なのではと考えました。
「欲しい」をアイディアに変える
そうなのです。
前から欲しかったものが氷見線のお土産になったらどうなるか? と考えることができたおかげで、「これが欲しい! 作って!」という思いが応募書類に乗せられていたのかもしれません。
氷見線の景色というのは、ありがちなキーワードなのですが、自分が感動したので「コレだ」と思ってました。
ほねは、電車に乗ると寝てしまうタイプで、初めて氷見線に乗ったときも寝ていて、途中で目が覚めたときに「海の上を走ってる!?」と驚いたのです。
おそらく雨晴海岸のあたりでぐぐっとカーブして走るところだったのでしょう。
こんな素晴らしい景色があるのに、少し前に見た情報サイトの「海が見える駅」の記事には、残念ながら氷見線の駅は一つも紹介されていませんでした。
もし、氷見へ旅行に来て、雨に降られたら。
ビニール傘を買ったらただ荷物が増えた思い出になってしまうけど、
晴れの日の氷見線の車窓が広がる傘があったら、雨の氷見も少し楽しめるのかな。
旅行から戻った後も、その傘を使うときに誰かに見せたくなって、氷見線のことを話題にしてもらえるかも。
そして影響されて話を聞いた人が乗りに行くとか素敵じゃないですか?
今は360度カメラで立体的な写真を撮ることも、布に写真をプリントすることも可能。できないアイディアではないと思い、応募しました。
↓実際の応募書類から抜粋したものがこちらです。
ローカル公募は賞品もローカル。だけど!
…しかし、アイディアの採用には及ばず。
応募したときは、できたら買う! と変な自信に満ちていたものの、年末に商工会議所から封書が届いたときは「おぉ! いや、期待しすぎはよくない。参加賞かもしれん」と自分が傷つかないように言い聞かせてました。
そして開封してみると、入賞のお知らせと、ひみキトキト商品券(10,000円分)が!!
次回はぜひ!
氷見商工会議所のHPによると、今回の入賞者は3名でした。
www.ccis-toyama.or.jp/himi
大賞は福岡県の方で、こちらはアイディアの採用があります。
どんなお土産になるのか、楽しみです。
そしてナイスアイディア賞が富山県の2名、こちらはお土産のアイディアとしては不採用・・・。なかなか難しいですね。
また来年もコンテストがありましたら違う角度から知恵を絞ってみます。
ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひご応募ください!
↓参考に、今回の募集要項を載せておきます。
最後にお願いごと
ところでこの結果は新聞に掲載されるそうで、名前を出しても良いかと商工会議所から連絡がありました。
でも、どの新聞に載るかわからないのだそうです。
見かけたら教えてくださるとのことでしたが、皆様もお見かけになりましたらコメント欄などでお知らせください。
よろしくお願い致します。
さらにもう一つ!
風光明媚な車窓が楽しめる氷見線。
知名度が全国区になり、利用者が増えれば、城端線との接続の改善や相互乗り入れも実現され、もっと快適に利用できるのではないかと思うのです。
意外と個人の素敵な写真から話題になったりします。
素敵な氷見線を撮れたら是非SNSに投稿しましょう。ほねも頑張ります。