現代日本の生活インフラとして多くの人がうなずくであろう、コンビニとスマホ。
皆さん、どれくらい利用していますか?
これが気になるということは、「ちょっと多いかも」「控えたいけど…」と状況を変えたいと思っているところですよね。
ほねは、コンビニは眩しくてちょっとつらくて(特に夜は目がチカチカしませんか?)実はあんまり利用していないので、「脱スマホ」について何かヒントを得られないかと読んでみました。
この記事の目次
1日にどれだけSNSやネット検索を使っているのか?
実際、どれだけの時間、ネットとつながっているか、確かめたことはあるでしょうか?
ほねはこの本を読む少し前に、「スマホの画面を見ている時間が多くなった気がする」と感じていました。
言い訳すると、仕事でもSNS記事の執筆をすることになったというのもあります。
ただ、記事を書く以上に、タイムラインやSNS上の話題を調べることに時間を掛けているような気がしていたり、
何より、負の感情が書かれた話題を見ると、それで生じたモヤモヤ感を打ち消すためにさらに他の話題を見たくなることにも気づきました。完全に時間の浪費です。
ネットを使って調べていて、関連した情報が出てくると、念のため確認したくなって、別のサイトも読み始める。そうしていると、さらに新しい関連事項が見つかる。それが効率的に有用な情報を集めるのにつながっていればいいが、どうも、そうではない。
第3章 脱スマホ依存、p103
同じですね…。最近は、その無駄がいずれ役立つことにつながる確率は低くなっているように思える、とも書かれています。
ネット情報は玉石混交、たいていの場合は価値のある玉は希少、つまり少ないもの。
Googleの検索アルゴリズムが変わり、個人のブログなどが上位表示しにくくなったと聞きます。Googleにとっては個人が石なのかと思うと悲しいです。
ほねはマンガ好きで、読んだ後に「他の人はどんな感想だったかな」と個人の方のブログなど訪問したいのですが、この頃はマンガのタイトルだけでは最初のページに出て来ず、さらに表示させるか、「感想」等の検索ワードを追加したりして探しています。
SNSとネットの利用時間を書き出してみた。
そこで、SNSとネット検索の利用時間を振り返ることにしました。
こんな時に役立つアプリもあるようですが、それだと結局スマホを見ていることになるので今回はNG。
そして、記事執筆はパソコンの方が良いこともあり、SNSをパソコンで見ていることもあるので、スマホとパソコンの時間を合算することになると最終的に面倒そう。
バーっと見られる閲覧性や書きながら「うわ、これだけで30分経ってた」と気づかせる目的を考えて、ノートに行動をメモすることにしました。
結果、1日数時間をSNSとネットに費やしていることが判明…。
1回、1回は細切れでも、塵も積もれば山となるとはこのこと…。
ほねは結構、返信に時間を掛けてしまう方で、これだけで30分位掛かることがあります。
直感的に返答することもありますが、「わかりにくいかな?」「あ、長くて(相手が読むの)面倒かも」等々考えてしまうと結構時間が経っているんですよね…。
そしてネットで調べものをしていると、本のように終わりがないため、リンク先のリンク先のリンク先…とどこまで深掘りするのか難しい。文章のうまい執筆者のページなどは面白くて読み進めてしまうこともあったり。
さらにマンガ好きの心をくすぐる広告が表示されていると、ついポチっとしてしまい…時々、無料試し読みが拡充していてかなり読めるキャンペーンがあったりするんですよ。こうなると「今のうちに読もう!」となりがち。
いやホントその通り。納得して楽しんでいればいいのですが、こうやって「しまったー!」と思うのであれば、ちょっと行動を反省しなくてはいけませぬ。
物理的な金銭を支払っているわけではないから意識しないと見えないけど、時間とコストはつまり命の値段。有限の時をもっと大切にしようってね。
マイルールを設定してみた。
ネット検索や広告ポチっとは時間を設定して自分次第で切り上げることができます。
一番の難関は、SNSで誰かがくれたコメントやメールの返答。
なんだかこう書くと「いらないの?」みたいな印象ですが、コメントもメールも嬉しいです。そう思ってるから、面白いツイートや記事を書いている人には自分からも絡みます。それがSNSじゃないですか? そしてメールも、相手はわざわざ送ってくれているのです。嬉しいじゃないですか。
コメントやメールはいらないとか無視しようとかではなく、どうしたら今より時間を掛けずに返答できるか。
そこで考えたのが、「自分が送った側だったらどうか」。
- 読みやすいより、返答が早い方がうれしい。
- そこまですぐに返事がほしいケースは少ない。
以上のことから、
- すぐ返答できる内容は「了解です」だけでもいいからすぐ送って完了させる。
- すぐ返答できないorしなくても良い内容は、画面を見て考え込まず後にする。
というルールを作ることにしました。
そして、なんとなくタイムラインを見るというのを止めたらかなり時間が減りました。
その代わり、見た時は積極的に参加する。要はメリハリってやつです。
ノートに書きだすことのメリット
ところでノートに書いたのはSNSやネット検索等のインターネット利用時間だけではありません。
起きて、ご飯の支度をして、着替えて、…といった一連の行動をざっくりですが書き連ねていきました。
日常生活の何にどれだけ時間を掛けているのか把握し、隙間時間に何ができるか考えるためです。
しかし、15分あったら何をしよう、5分程度なら何をしよう、と効率化するはずが、実際は「え、まさか…」と思ったり、「この行動からこちらに移るまでにこれだけ掛かっているのか」と非効率な自分の日常を見せつけられる結果となりました…。
1つのことをやりながら、途中で気づいたことにシフトし、さらにそこでまた違うことを始め…という行動はどれも中途半端になります。そして最初にやっていたことに戻ったとき、「えーと、どこまでやってたんだっけ?」と思い出す作業が発生するのであれば、かなり時間を浪費しています。
何かをやっている時に他のことをやる必要ができても、数分で作業を完了して最初の作業に戻るとそのまま集中できるという研究結果もあるとか。数分なら、「えーと、どこまで…」とならずに済みそうですね。
どうしてもスマホを使わないようにしたいなら。
実は、コンビニ断ち&脱スマホのハウツー本と思って手に取りました。
確かに「こうして使わないよう努めた」というハウツーもありますが、内容はエッセイやルポと言えます。
著者の方は表紙にもあるように、朝日新聞の記者です。
ほねの記者職のイメージは、締め切りに追われて時間と闘い、効率を重視して文明の利器は存分に活用する。
そんな方でもこれだけできた、というのを目の当たりにすると、自分もできそうと背中を押してもらえるかもしれません。
さらに、今すぐ何とかしたい! という方は、こちらの面白グッズなどいかがでしょうか。
タイマー付きのふたがついた透明なケースだ。スマホでもお菓子でも、断ちたいものを入れて、設定した時間まで開けられないようにタイマーをセットするだけだ。
第6章 見直される「便利すぎる社会」、p189
著者さんはこれにはパソコンが入らないので、タイマー付きの南京錠を使ってみようと考えているそうです。いろんな商品がありますね~
個人的には中身が見えない方が気にならず集中できそうなので、使うなら見えないところに置くと良いように思います。
まとめ
デジタル依存、便利すぎる世界…こういうことに疑問を持つ意見がある中、2020年のコロナ禍ではテレワークやオンライン飲み会など、テクノロジーの恩恵を感じ、また世の中が変わりそうな予感がしています。
そんな中、一人デジタルデトックスのようなことを試みたわけですが、見直したおかげでこうして本を読む時間ができたり、感想をまとめてみたり、最近はデジタルですがイラストや漫画を描き始めたりと、…あれ? なかなか有意義な様子ですね。
今後も適宜、自分の行動を振り返っていきたいと思います。
同じように、「時間の浪費になっているかも」と焦っている方に少しでも参考になればうれしいです。